以前にエントリした通り母校の同窓会に行ってきました。

集まっていた人数は恐らく100人を越えていたでしょう。33年間の学科の歴史に学生として教員として関わった多数の人間が一同に介した訳ですから、まぁ1期あたりの参加率が悪くても結構な数になるのも当然です。

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微分方程式の専門家である幹事の先生から挨拶。独立行政法人化によってスタッフや教授の皆さんにとっても色々と悩ましい事情があるんだという話は印象的でした。

 

始まってから1時間程度、かつての学友と現状の報告をし合ったり昔を懐かしんだりして過ごした後、大きな目的でもあったゼミでお世話になった先生へのご挨拶。実験計画法という統計学のK教授です(余りオフィシャルに書く事は無いのですが僕は統計学を専攻してました)。

 

社長をやっている事を報告して驚かれつつも、現状の報告や将来像をお話しし、合わせて学生時代にご迷惑をかけた事をお詫びしました、もちろん、今回の同窓会参加の目的でもある

懐かしい&新しい出会いに期待 〜大学の同窓会に〜
僕は将来、もう一度、学びの場である大学で研究するというアカデミックな世界に身を置く時間を作りたいという熱烈な思いを持っているのですが、そのへんを軽く相談させて頂くきっかけを貰えたら嬉しいなとか。

あと、今後の当社の経営方針の一つとしてインターン制度の積極的な活用を真剣に考えておりまして、経営者としてこのへんを大学と相談出来るようなきっかけが頂けたら嬉しいなとかって考えています。

こんな話もしてみた次第。結果、収穫は大きかったと思います。

 

(1)インターン先候補リストに当社を加えて頂ける事になりました

これによって「ウェブ系の開発やってるITベンチャーが良い」という話になれば学生さんに来て頂く事にもなり得るという事です。企業側のこの手の申し出は、大学からすると願ったり叶ったりであったりするらしく、やはり以前RSSセミナーをさせて貰った大学の方も同様の反応をして下さっていたのを思い出しました(インターンの件、また相談に行ってみよう)

(2)社会人入学で大学に戻って研究する事が出来そうな事が分かりました

okだそうです。週に1回とか、月に1回とか大学で研究して論文を書くみたいな。母校の別学科にはネット関係を対象にした研究室もあるらしく、そこへ打診するのも不可能ではないとの事。「Amazonと書籍」に関連した、とある研究をしたいとずっと思ってましたので、これで一歩進めるかもと思った次第。

(3)起業家として学生向けの講演

当社や僕の存在をネタとしてストックして頂ける事になりました。無論、誇れるような成功を収める必要がありますので、実現するとしたら何年も先の話ですが、万が一学生向けのお話をさせて貰えるなら、これほど嬉しい事はありません。

 

という感じ。K教授、本当に有り難う御座いました!!

これ以外にも仕事の面での話も出来ましたし、他にも沢山の教授とお話も出来(もちろん名刺もお渡しして)、学友とも再会出来て、僕にとっては費用対効果が非常に高いイベントでした。行って良かった同窓会。開催してくださった幹事の先生にも感謝感謝です。

 

最後に余談ですが、K教授に「しっかり勉強できてたのに、何であんな小さい会社に行っちゃったんかなって思ってたんよ」と言われた時は何だか微妙な心境でした。

大学から大手企業に推薦を受けて就職する人間がそれなりにいた中でのベンチャー就職(今は東証一部上場企業)だったので、そう思われても仕方無かったのかも。

ま、でもあの会社に行ったからこその今の僕なのですよ。

あの会社にいってなかったらRSSのフィードテイラーは存在しなかったと思うし、itokさんと一緒に作ったEnsembleも無かったかも知れないし、アップルストアでトークセッションってのも有り得なかっただろうし、今の彼女とも巡り会えていなかった筈だし…、いやはや人生ホントに分かりませんね。