先日、社内1週間ハッカソン「超聖域」を行うことにしました(7月1日〜7月7日)というエントリを書きました。あれから1ヶ月半ぐらいが経ちまして、気がつけばもう明後日からです。会社としては初めての試みですが何が出てくるやら楽しみですね。

端的に言うと1週間何やってもいいですよ、以下のルールで…って取り組み。

  • IT分野ならジャンル不問
  • DEMOが出来るものであれば何でも良い
  • 7月1日からフルスロットルで動き出せるように準備しておく
  • 必要なモノがあればハードでもソフトでも会社が原則用意
  • チーム制を組んでやるのもok

もともとは、事前にどんなものを作るかのアイディアを全部出し合ってみて、これやるあれやる、何なら一緒にやりましょう、ってな展開で考えてましたが結局1人1人別々にやることとなったようです。ウチは週次でmtg(いわゆる個人面談のようなもの)をやっていますが、その中で何やるか聞いてみたりみなかったり結構適当で、何が出てくるかは半分ぐらいわかってません(笑

ジャンル不問ということで、まったく新しいことをやるって話もあれば、業務直結ながら普段の業務内では絶対できないことを思い切って1週間かけてやってみるって話もあれば、複数の案があるけどまだ何やるか決まってないという話もあって色々です。

自由な時間を与えるという意味

ついでに書いてみますが、1週間は極端ながらも、通常業務のある一定時間何するかは社員に完全に任せる、という取り組みは普通にどんな会社もやったら良いのにと思います。個人がどう考えてるか見えますのでオススメです。問題意識というか課題認識とか、発想力・アイディア力みたいなものが如実に見えてきますよ。

仕事に限らず日常でもありますもんね。面倒臭いなぁと思っていることもエイヤーと思い切って時間とってやると後が凄く楽になるとか。日常のやらなくちゃいけない沢山のことに埋もれているほど、あえて特別な時間を強制的に用意する。会社の場合、それによって生産性が少しでも上がれば、その後の1週間で4時間程度の時間って平気で回収するってなこともありますしね。

また、自由な時間のアウトプットから、そんなアイディアを持っていたのかとか、そこが気になってたのねとか、逆に何も普段と違うアウトプットが無い場合は、すまん、そこまで追い込んじゃってたのねとかも見えてきます。「通常業務の継続以外のことをやりましょう」という時間なのに、通常業務をやらざるを得ない期間がずーっと続くってことは、物理的にも気持ち的にもやっぱり余裕が無い訳ですよ。自由時間は一種のバロメータでもあります。

という訳で、組織運営における少しの自由時間は全ての企業でやる価値ありと僕は思います。アウトプットの発表する場が伴えばという前提はあります、もちろん。なかなか勇気いりますけどね。

超聖域も一つの実験

今回の超聖域は実に1週間。普通に考えてみたら、経営者またはマネージャたる立場の人間が自分の元で働くメンバーが1週間何やってるか全く分からないという状態を自ら作り出すって「何考えてんねん、暇か!」と怒られそうなものですが、これもまた実験ですので終わった後にはpositiveな面、negativeな面、色々学びはあると思います。期間終了後にはまたレポートを書きたいと思います。スタッフブログにも各人からレポートがあがる筈。

当該期間中、もちろん、お客様にご迷惑がかからないよう緊急事態には取り組みを停止することを前提にしてますのでご安心下さい。

ということで明後日から始まります。

あ、ちなみに僕は何故かスケジュール的に打ち合わせがあまり入ってない期間でもある(1日出張だけど)ので、僕も何かアウトプットがしてみようかなと思ってます。メールや電話等々の対応があるので、いっても時間は限られていますが。久しぶりに開発者的な事をやってみるかなぁとか、執筆やってみるかなとか色々考えてます。