Ipad
2010.12.03 (Fri)

「そら案内」はiPhoneを購入された方に必ずインストールを勧めるアプリの一つです。まず天気は大半の人にとって興味有るコンテンツですし、iPhoneを持つ便利さを体感するにも良いですし、アプリとして使い易いってのもあります。だからまず入れると良いですよと。

そんな「そら案内」、ご存じの方もいらっしゃると思うのですが実は弊社エンジニアである itok が個人ブランドで開発・運営しているものなのですね。

それをこの度、

- 新たに弊社ブランドで開発し直します

- アプリ内で使用する天気情報の提供を受けるべく日本気象協会様と業務提携します

という2点が今回のお知らせです。本件については弊社を含め関係三者からそれぞれ発表が行われています。日本気象協会様の最新トピックスページはこちら。弊社のプレスはこちら。そしてitokのブログエントリはこちらです。

もっと良いものを作りたい」ってエンジニア自らが考えるモノが、仕事としてフルタイムの時間を使って開発されると何が起こるか。情熱や思いと環境が巧く掛け合わされる時にこそ最高のプロダクトが出来上がる…と常々思っている僕は迷うことなくGOサインを出しました。

是非やりましょうと。最高の「そら案内」を見てみたいと。

幸いにして、日本気象協会様との御縁もありまして、業務提携により天気情報を提供して頂くことにもなりました。既に何度かお打合せをさせて頂いていますが、天気の情報は広さも深さも尋常ではなく、話をお聞きする度に「あれも出来るのでは」「これも出来たら面白い」「それは画期的かも」と想像が膨らんでワクワクしてきます。

今後、両社で協力して開発を推し進め、年度内を目処にリリースさせて頂く予定です。新生「そら案内」に御期待下さい。


2010.12.02 (Thu)

弊社はご存じの通り関西/大阪では少し珍しく(?)iPhone/iPadアプリの開発に特化してまして、その尖り方が幸いしてか2008年の事業参入以来アプリ開発のお問い合せは絶えず頂いている状態です。

…が、2009年に入って、春にiPadが登場し、夏にiPhone4が出てきてからというもの、お問い合せ内容の傾向が明らかに変わってきています。

企業内や教育機関内でのみ使うアプリを作りたい

という要件が非常に多いのです。2年間、主にB2Cなアプリ開発をお仕事としてお請けさせて頂いて来た我々的に、今年に入ってからの激変ぶりにただただ驚いています。例えば

  • 専用の営業支援アプリを開発したいがどうしたらいいのか?
  • QRコードリーダをiPhoneアプリで実現したい
    でも業務用なのでAppStoreには公開したくないのだがどうしたらいいのか
  • 大量の自社製品カタログを電子カタログとしてiPadでセキュアに持ち歩きたいが何か良い方法はないか
  • 社内教育用に画像/動画/PDF等をiPadへ安全に一斉配信したいが良い方法はないか
  • 営業マン全員にiPhoneやiPadを持たせたいが、初期設定を楽にしたり使用制限したりできないか

 

というような話ですね。実際に導入を考えておられる企業様や大学様から直接お話を頂戴する事も多いですし、そのようなクライアント様を持たれるSIerさんやコンサル会社様などの関係会社様から「ウチのクライアントに提案したいものがある」的に御相談を頂いたりもします。

ドキュメントやコンテンツ閲覧の利便性からiPadがビジネス/教育用途に凄く向いていること、そしてiPhone4でEnterprise向けの仕組みがかなり強化された事が良い影響を与えているのだと思います。

「新しいしiPhone/iPadだぜ」ではなく、考えに考えて「ベスト解はiPhone/iPadじゃん」という話が多くて、新しいデバイスにありがちな無理から感がなく必然としての御相談であるのが特徴です。

でも情報が本当に少ない。

その結果、Appleさんやソフトバンク関係会社様にエンドのお客様から問い合わせが入って、質問の内容がそのまま弊社に伝言されて間接的にお応えするってなシーンも多かったりします。営業に同行させて頂くこともあります。

とにかく沢山の方が企業向け・教育機関向けの導入について疑問をお持ちである事を日増しに強く感じている次第でして、それならばと、セミナーを開催して一度に多くの方と情報を共有できたら良いんじゃないのかと思い至りました。そこで、いつもお世話になっているAppleStore心斎橋様にまたまた無理をお願い致しまして同店2階シアターをお借りする事になったのです。

 

いやはや、前置き長過ぎですね(笑) 要点は「セミナー開きます」という事なのですw。以下、その詳細。

【題目】 企業・教育機関向けiPhone/iPad活用セミナー
【日時】 12/6(月) 19:00〜20:30
【場所】 AppleStore心斎橋2階シアター
【地図】 http://www.apple.com/jp/retail/shinsaibashi/map/
【内容】
1. iOS Developer Enterprise Program とは。出来ること、出来ないこと
2. iPhone/iPadの企業内/教育機関内配布に最適「構成プロファイル」とはなにか
3. 弊社開発中のドキュメント配布ソリューションのご紹介
【URL】 http://www.apple.com/jp/retail/shinsaibashi/ の12/6(月)欄
【申込】 特に必要はなく無償です。当日上記会場にお越し下さい。

ちなみに、こんなアプリ使うとビジネスでiPhone/iPad便利ですよー的な話は全く行いません。

そちらの”活用”ではなく、あくまで企業や教育機関において数十台、数百台、はたまた千台以上の規模で導入する為に必要な(知っておいた方が良い)情報をお伝えします。サードベンダーからこの手の話がされるのは結構珍しいかも知れません。

もちろん弊社商品/サービスのアピールもさせて頂く訳ですが、そこがポイントではなく、あくまで企業様や 教育機関様でのiOSデバイス導入にまつわる基礎知識の共有を目指しています。

企業経営者様や情報システム部ご担当者の方、あるいは教育機関の関係者の方や、そのようなB2B/B2Eの業界で色んなご支援・御提案をされるのをお仕事にされている企業の関係者様に是非お越し頂きたいと思っております。ご検討頂けましたら幸いです。どうぞ宜しくお願い致します。


2010.09.27 (Mon)

これまで何度か iPhone や Android に絡んだイベントに企画側で関わらせて頂いてきた流れで、今度は10月9日(土)に

iPhone & Android スマートフォン&タブレットが変えるビジネスシーン

というタイトルの半日イベントが開催される事になりました。主催はお馴染みメビック扇町と、中小企業支援組織 独立行政法人 中小企業基盤整備機構さん。協力にはソフトバンクテレコム様です。

開催場所は大阪は堺筋本町にある大阪産業創造館の4階イベントホール。今回は250名ぐらい入る一番大きな部屋なので比較的規模のある催し物になると思います(諸般の事情でリンク先写真のようなひな壇形式にはならない模様)。内容はタイトル通りに iPhone や Android。もちろん iPad も含む感じで。詳しい内容は(まだ未定の箇所もありますが)こちらのURLからご覧頂けます。

 

MacやiPhoneといえば知らない人はいないテクノロジーライター大谷さんの基調講演を皮切りに、iPhone/iPad/Anrdoid端末が実際に活用されているビジネス事例が紹介されます。ここまでで2時間強。

その後、会場を5つに分けて分科会として個別テーマで1時間強の企画が続きます。Androidの開発講座やTips、ライブコーディング、そしてスマートフォンのアプリ紹介などなど。

初心者向けAndroid開発講座 [5F 研修室A]
赤井 忠昭氏 日本アンドロイドの会 関西支部

Android開発TIPS紹介 [5F 研修室D]
日高 未紗子氏 日本コムシンク(株)

Androidライブコーディング [5F PC実習室]
有山 圭二氏 (有)シーリス

Androidビジネスについて [6F 会議室B]
杉本 礼彦氏 (株)ブリリアントサービス

iPhone/iPad アプリ/事例紹介 [6F 会議室E]
(有)渚技研 浅田康之 氏 : i文庫HDについて
(株)タンデムシステムズ 橋本 雄 氏 : Androidアプリ PoGoApp について
(株)フィードテイラー 大石 裕一 氏 : FastBoard など企業向けアプリについて
(株)ズームデザイン 葛本 尊広 氏 : 企画デザイン会社によるiOSアプリについて

こんな感じで、主に関西圏でご活躍の方々にプレゼンを頂戴致します。僕も15分程度の時間枠を貰っていますので、以前リリースした FastBoard の話をさせて頂こうかなと今のところ考えております。(あと恐れ多くも会議室Eにて司会進行を担当させて頂きます)

分科会の後は、部屋を戻して大ホールにて90分程の交流会で終了です。

夕方15:30から夜の21:00までまさに天こ盛りのイベントとなっております。iPhoneアプリ開発者、Androidアプリ開発者をはじめIT業界はもちろんのこと、iPhone/iPad/Androidに興味がある企業の方や教育機関の方、業種を問わず経営者の方々など、大阪産業創造館でのイベントという事もあって多種多様な方が集まられるのではないかと思います。

 

ユーザにとってのコンピュータが今後スマートフォンやタブレット型に変化していく事は誰の目にも明らかですので、今一度未来のコンピューティングを俯瞰して、そんな未来を先取りしかけている具体事例に触れる事のできる意味ある機会になるんじゃないかなと思います。

また、交流会はプチiPhoneアプリ関係者オフ会、Androidアプリ関係者オフ会の様相を呈する部分もある筈で、開発者どうしのまた楽しい話も出来るのではないかと思っています。皆様と会場でお会い出来ましたら幸いです。宜しくお願い致します!


2010.08.12 (Thu)

(FastBoardについてはこちらのエントリをご参照下さい)

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FastBoardは Mac → iPad のコンテンツ転送を容易にする仕組みなのですが、Mac側をちょっと工夫すると応用的な使い方が可能になるという面白さがあります。リリース時のエントリで書かせて頂いた通り、応用編として2つ程御紹介をさせて頂きたいと思います。

…という訳で、応用編その1。ScanSnap との連携です。

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ScanSnapは言わずと知れたPFUさんが開発・販売されている非常に便利な高速スキャナ。iPadが発売になってからは「自炊」(裁断した書籍・雑誌をPDF化してiPadで閲覧すること)のツールとして紹介される事も多いと思いますが、元々紙の資料はデジタル化しましょうというコンセプトで、使い易さやスピードが評価されて多くのユーザを抱えていた Mac用(またはWinマシン用)のスキャナ機器です。

FastBoardを使うと、これを iPad 用のスキャナのように使う事ができます。以下の動画をご覧下さい。

ScanSnapでは、書類をスキャンした直後に「継続」と「終了」が選べるのですが、「終了」を選んだ瞬間に FastBoard for Mac へPDF化されたデータが渡されて、更にWiFiを介して iPad 側に転送されるという…そんな流れになっています。

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こういう使い方が出来るのは我々も想定外だったので、試しにやってみて巧くいった時は驚きました。ポイントは ScanSnap のMac側アプリケーションに任意のアプリが登録出来る仕組みになっているという点ですね。そのおかげで、ScanSnap → Mac → iPad がほぼ全自動に近い形で繋げる事が出来ました。

余り頻繁に使う組み合わせではないかも知れませんが

  1. ScanSnapの設定でアプリをFastBoard for Macに切り替えて
  2. 資料をセット後にScanSnapのスキャンボタンを押して
  3. スキャン後のMac側ダイアログで終了をクリック

という3アクションで紙資料をiPadに入れられますので、ちょっとした紙資料を iPad でデジタルデータとして持ち出したいという時に結構重宝したりします。(僕も時々ですが使います)

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また、この図のようにFastBoardの他アプリ連携を使うことで、お気に入りのPDFビュワーで紙資料を持ち出したいんだという場合にも使えます。

 

理想を言えば、ドックコネクタを介して ScanSnap を直接 iPad に繋げる事ができて、更に ScanSnap for iPad みたいなアプリがあって直接取り込めるのが一番良いのですけどね^^

その一歩手前ぐらいの解決策にはなるかも知れません。Mac と FastBoard と ScanSnap があれば iPad にスキャナがついたのと似たような環境が手に入ります…という事で ScanSnap をお持ちの方は宜しければ是非お試し下さいませ。

尚、「自炊」用途のスキャン結果PDFを送るのに連携される場合はご注意下さいませ。FastBoard 側のPDFビュワーがまだ高機能なものではない為に、数十MBytesを越えるPDFを受信すると動作が緩慢になってしまう事があります。ここは今後改善していきたいと思いますので、今暫く御時間頂きたく思います。とりあえずは数枚程度の紙資料であれば手軽に iPad に取り込めるよ〜ぐらいの応用例と思って頂ければと思います。

 

という訳で ScanSnap 連携の御紹介でした。

実は入り口がMacより更に向こうのデバイスにもなりうるという事で、色々とまた面白い広がりが出来そうな気がしています。先のエントリに書かせて頂いた将来像と組み合わせると、仕事でお客様から頂いた紙資料を ScanSnap で取り込んで直接iPadへ、更にグループのメンバーの iPad や iPhone に転送…といったような。そんな事も妄想してみた次第です^^;

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FastBoard

FastBoard for Mac ダウンロードサイト

 

[関連エントリ]


2010.08.09 (Mon)

昨年が元年と言われたスマートフォン、今年が元年とされるタブレット型PC、これら新しいデバイスに「コンテンツを持ち出す」ことが今後ますます必要になってくると考えています。そこに FastBoard を一つの手段として提案したい…そんな思いを先のエントリに書かせて頂きました。

コンテンツを持ち出したいなら FastBoard が良いですよ

そう言って貰えたら嬉しいなーと思ってる訳ですが、その為に到達しなければ行けない事が現段階で色々と見えています。このエントリでは FastBoard の今後の計画と目指している将来を3つに分けて書いてみたいと思います。

 

1. FastBoard for Win

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FastBoard をご覧頂くと、便利ですねとお褒めの言葉を頂くのと一緒に「Windows環境からドラッグ&ドロップ出来ないの?」というコメントを頂戴します。企業様や学校様においては特にそう。やっぱり現場では windows が大多数を占めますから当然の事だと思います。

もちろん FastBoard for Win は開発を予定しておりまして、少しですが現にプロジェクトとしては稼働し始めています。対象OSはVista や Windows7。更にXPもサポート出来ると言う事なしですがこればかりはちょっと分かりません。

ただ、Windows ユーザの方にも広く FastBoard の便利さを体験して頂きたいという思いは強く持っています。

 

2. iPhone版 FastBoard

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これも開発予定です。構想の発端はiPhoneですし元々実現したかった事でもあります。それに、実際 iPad 版 FastBoard を使っていて iPhone にも手軽に転送出来たら良いのになーと感ずる事が多いからというのもありますね。

閲覧するのに iPhone で十分という類のコンテンツは特にそうですし、iPad を持ち運ぶまでもない場合もあったりしますから。そんな訳で iPhone版 FastBoard は別途開発するつもりでおります。

 

3. iOS間コンテンツ転送プラットフォーム

コンテンツを転送したいシーンは、何も従来のコンピュータ(MacやWin)からiPadやiPhoneだけ…という組み合わせだけではありません。

iPadを持ち寄った会議でお客様のiPadに資料PDFを送りたい、お勧めのURLを目の前にいる友達のiPadに送りたい…そんな場面は容易に想像することが出来ます。

実際、いつもお世話になっているメタ・グラマーさんと FastBoard のデザイン面で打合せをさせて頂きながら弊社でも思ったものです(もちろん資料はFastBoardでiPadに転送したものを持ち寄っての打合せ)。

この PDF 資料を別のiPadに転送出来たらもっと便利ですよね…と。

つまり、こういうことですね。

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Aさんは自分のMacから打合せ資料PDFを FastBoard で自分の iPad へ転送する。打合せ現場では、AさんBさんと一緒に FastBoard を立ち上げて、Aさんが送信側、Bさんが受信側となって iPad(A) → iPad(B) に転送される…と。資料の受け渡しはお互い持ち寄った iPad に FastBoard が入っていればそれで可能という訳です。「じゃ、今日の資料を今から送信しますねー」みたいな。

実際にそんな様子をプロトタイプで動作させているのが以下の動画。右が送信側、左が受信側です。両者は同一WiFiネットワーク下にいると思って下さい。(最初に右側で操作しているのは、送信側として動作させる為の設定操作です)

何もデータの入っていない左側 FastBoard に、右側の FastBoard から一枚の写真が転送される様子をご覧頂けるかと思います。これを実現するには、両者のiPadが同じWiFi環境にいること、ただこれだけが条件です。

打合せ現場などでWiFiが使えれば理想的ですが、そうでない場合でも PocketWiFi を使って WiFi ネットワークを作れば実現可能です。もちろん、上の動画のような写真に限った訳ではなく、FastBoard でサポートしている全てのコンテンツが転送可能になります。(PDFや動画、URLやAppStoreリンクも)

 

そしてこの機能が 2. の延長線上で iPhone にも搭載されていたり、1. のように win からも使えたらどうでしょう。

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…そうすると、色んな形でファイルを転送させる事が可能になります。デバイスを跨ぎ 、OSを跨ぎ、両者合意の元に転送&閲覧が出来るようになると凄く便利になる筈です。そこに必要なのはWiFi環境だけ。

打合せの現場で、資料を渡す為にわざわざ紙に印刷して持ち出す必要がなくなるかも知れません。デスクトップやノートで作った資料を iPad に転送し、ミーティングで参加者の iPad に転送する。iPad を持ってない人には iPhone へ転送する。参加者は持ち帰って、グループの関係者にまた iPad や iPhone 間で転送する…。

本当のペーパーレスは、紙に印刷しない事だけでは達成できず、資料(コンテンツ)の受け渡しというアナログな行為までもデジタル化する事で初めて実現するのだと思います。

 

FastBoard が目指す将来像は、そんな世界です。その広がりの為に (1)win対応、(2)iPhone版、(3)iOS間通信の3つを直近のタスクとして意識しています。更にその先で見据えているものもあるのですが、もう妄想の域に入ってしまいますので機会があれば書かせて頂く事にしようと思います。

 

FastBoard

FastBoard for Mac ダウンロードサイト

 

[関連エントリ]

iPadへのコンテンツ転送支援アプリ「FastBoard」をリリースしました

なぜ FastBoard を作ったのか