創業の準備は大阪産業創造館、創業はインキュベーション施設のメビック扇町、創業来7年間ずっと事務所は大阪市北区…と、大阪市と弊社は切っても切れない関係にありますが、この8月、ますます大阪市との関わりが密なものに。

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この度、大阪市が推し進める企業支援策である「大阪トップランナー育成事業」に弊社の SYNCNEL 事業が認定されました!!

事業の内容はこちらに詳しいのですが、引用させて頂くと

本事業では、ライフ(健康・医療・介護等)・グリーン(環境・エネルギー等)分野を中心とした成長産業分野において、高い市場性等が認められる新たな製品・サービスの事業化プロジェクトを、市場投入まで一気通貫でコーディネータが伴走支援し、大阪を代表するトップランナー企業を育てます。

という事だそうで、医療系・環境系・エネルギー系の企業を市として応援して育てていこうよという事なのだそうです。その取り組みに弊社を対象として頂いたと。平たくいうと大阪市にオフィシャルに応援して貰える事になったという感じでしょうか。

何はともあれ行政の繋がりで、自分がやってきた事業を公式に認めて貰えるというのは本当に有り難いお話です。しかもそれを更に加速させるのを手伝うよ〜というお話なのですから大変名誉な事でもあります。支援事業をご担当される Collabo’S316 をはじめ関係者の皆様、本当に有り難う御座いました。

本件は、仲良くさせて頂いている営業創造株式会社の伊藤社長の御紹介を受けて応募させて頂いたのが事の始まり。何度かの書類審査や面談やプレゼンを経て認定されるに至りました。認定された事業の名前は

ファイル共有クラウドサービス「SYNCNEL(シンクネル)」の医療向け事業展開

そう、先日、事業分社化して子会社を設立したSYNCNELです。SYNCNELは上場会社様を始め多数の企業様に導入頂いておりますが、その中に医療関係の組織も含まれていたりします。医療現場で情報共有を促進するに際して、そのインフラにSYNCNELを使って頂いてるんですよね。

かなり初期の御客様である浪速区医師会様におかれては、救急医療にSYNCNELが貢献していて、医師会の先生繋がりで日本医師会からもリーズナブルに医療情報共有が出来た実績として興味を持って頂いてたりするそうです(医師会の理事の先生談)。

その他、医療機器メーカーさんだったり、介護事業者様だったり、製薬会社様にもお使い頂いていたりして、SYNCNELと医療は切っても切れない関係になりつつあります。

ただ、医療の世界における情報共有は本当に難しくて、非常にsensitiveな情報を扱うだけあって厚労省のガイドラインですとか、医療情報は個人情報でもあるので経産省のガイドラインですとか、まぁ色んな法律や行政に対する意識も重要になってくるんですよね。

だから、「情報の共有ですか?あー、簡単っすよ。」とは、なかなかいきません。「できる」のと「適合する」のとは全然違うようなのですね。だからこそ業界に通じている方からのアドバイスや法的な支援の有無が効率の良い事業展開を大きく左右するものだったりすると。これが今回、大阪市の育成事業に応募した動機です。

既に6社が認定されていますが弊社が一番規模は小さいんじゃないかと思います。ただ逆の見方をすると認定前後のギャップを一番outputできる可能性があるとも言える訳で、これから大阪市という伴走者を得て更にSYNCNEL事業を推し進めて参る所存です。

 

何やら最近、SYNCNELとは全く別に技術面で関わらせて頂いている他社様の事業もあったり、医療関連での繋がりを色々と持たせて頂いてます。大学病院の中にお邪魔する事もしばしば。破壊的イノベーションになりそう(関係者談)な面白い事も起こってきていますので、また折を見て御紹介させて頂ければと思ってます。