少し遅くなりましたが 2018年9月版の上場企業の常時SSL化レポート をお送りします。
毎月だいたい上場企業数が増えていくのですが、今月は3社上場(投資信託入れたら4銘柄上場)で3社が上場廃止で変わらず。3636社が対象になります。
先月が59.9%でまぁほぼ6割といっても良かったのですが、今月正式に6割突破です。おめでとうございます!パチパチパチ!(誰に?w)
という訳で2018年9月10日時点で61.3%です。調査を始めた2017年12月は5割を切って47%でしたから、そこから考えればこの8ヶ月で比較的伸びたほうではないでしょうか。10月にリリース予定のchrome70では、
こんな感じで非対応サイトが「安全ではない」と赤字表示されるようになりますので、非対応サイトのオーナーさんも、制作会社さんでお客様サイトがまだ対応していない場合も、急いで対応したほうが良いですね。
来月(10月)や再来月(11月)のレポートでは対応サイトまた急増すると思います。
証明書の会社とのご縁が増えていく
最近もまた、国内で著名な証明書会社様にお声がけ頂きまして、ディスカッションする機会を得ました。弊社は Let’s Encrypt を推奨している立場なので EV 証明書以外でどうこう…というのは余り無いのですが、常時SSL化が広まってほしいという根っこの部分では同じ思いですので、何かご一緒できるといいですね。
驚いたことに証明書の紹介セミナーをする際に、弊社のレポートを資料内で使っておられるとのことでした。一応、出典として弊社名も記して頂いているのだそう。
いやはや嬉しい限りですね。広く現状を知って貰うのがそもそもの目的だったですから。
レポートのたぐいは第三者に使われてなんぼのもん。調査開始時に思っていた目標の一つは達成です。独自の調査で一次情報を提供しているからこその体験ですね。
国内の民間セキュリティ意識の一指標として認知されていくと良いなぁ。今後も継続してまいります。
以上、9月のレポートでした。