随分と前にCMSにもうずっと疑問を持ってますという話というエントリで「Wordpressから早く引っ越したい!」と書いていたのですが、ようやくこの社長ブログを別システムへ引越し完了しました。思い始めて約5年、長かった…。
別システムというか、静的サイトジェネレータ「Hugo」を使って全てを静的ファイルとして生成、それをサーバに置いているだけの状態です。DBもなければPHPのプログラムもありません。セキュリティ的な心配はほぼ皆無で随分気持ちが楽になりました〜。
このブログの他、フィードテイラーとして運用しているサイト
も全て「Hugo」で構築済み。やはり、テキストファイルを手元のPC/Macで更新するだけでサイトの全htmlファイルが生成されるのは、楽なうえに安心です。せっかくなので、編集の様子を動画にしてみました。
Hugoを使ったブログ執筆 from feedtailor on Vimeo.
こんな感じで手元のMacでブラウザとテキストエディタを使って更新したい内容を書いていきます。テキストファイル保存のショートカットを押すと([command] + S)、即時にブラウザで確認可能。この瞬間、サイトに必要な全ファイル、トップページから500以上のブログエントリ、アーカイブページ等々が全部htmlで自動生成されています。これだけのページ数でも生成時間1秒ちょいです。
あとはこの一式をサーバにアップロードするだけでok。CMSのようなシステムに接続することなく、お気に入りのテキストエディタで原稿を書いて保存し手元で確認、アップロード、以上!…という理想のワークフローができあがりました。
構築を頑張ってくれた @t0shiya に感謝です。
今回ブログを完全静的サイトに移行して感じたメリット/デメリットを整理すると、
メリット
- セキュリティの心配が(ほぼ)ゼロになった
- サーバメンテナンスの手間がゼロになった
- バックアップを取る作業がゼロになった
- 万が一トラフィック激増した時の心配がゼロになった
デメリット
- 動的な要素を排除することになった
という感じでしょうか。
デメリットにあげた動的な要素とは、Wordpressではプラグインを使って「一番見られているページ」をサイドバーに掲載していた箇所です。それが無くなりました。あとサイト内検索も Google 先生にお任せする形にしたので、検索結果の表示については妥協しています。…ですが、全体としてはメリットは大です。一番見られてるページの仕組みはjavascriptで実装しようと思えばできるので、時間あればやりたいところ。
快適なブログ執筆環境が手に入ったということで今後、今年のOUTPUT量の増やすという方針に沿って書いていきたいと思います。
という訳で更新系サイトの静的化に興味がお有りの方はお気軽にお声掛け下さい。静的サイトジェネレータを使って安全かつ更新可能なサイトを如何に作るか、情報の御提供はできると思います。あと、来週3/28(月)に 第2回静的Webサイト勉強会 も開催されますので是非お越し下さい。本ブログのことにも言及する予定です。