次のバージョン(v1.3)で追加される機能を紹介するシリーズ4回目、v1.3での目立った機能追加紹介はこれが最後です
…が、今日ご紹介する4つ目の新機能はこれまで紹介した機能以上に沢山の人にお役立て頂ける機能ではないかと思います。ずばりFTP転送機能!
現行のv1.2のBook+では、PDF/ZIP/RARのデータを入れようと思うと
- iTunes 経由の USB 転送
- Dropbox/iDisk/WebDAV等の外部ストレージを経由
- アプリ間連携(OpenIn)機能を使って転送
の3種類しか方法がありませんでした。若干面倒くさかったり、大量のファイルを転送するには向いていなかったり、そもそもiTunesを使う事がWindowsでは辟易してしまう程に重かったりと、ユーザ様によっては若干不便だったのですよね。
そこで、今回の新バージョンでWiFi経由のFTP転送が出来るようにした次第。Book+がFTPサーバになりますので、PCやMacから接続してアップロードする感じです。
ファイルブラウザのギヤボタンから表示されるダイアログにFTPサーバボタンが追加されてます。タップすると
こんな風に設定項目が現れますので、必要に応じて設定してFTPサーバ起動ボタンをタップ。これで転送受付状態になります。
次に iPad と同じWiFiネットワークにいるPC/MacでFTPクライアントを立ち上げます。Windowsでしたらffftpでしょうか。MacでしたらCyberDuckなんかが良いかも知れませんね(個人的にはTransmit使い)。Book+の画面を参考にしながら接続先を指定すると。
一応、文字化けしてしまう時の為に文字コードの設定も出来るようになっていますが、余り使う事は無いでしょう。接続に成功すると、
こんな風に空っぽのフォルダが見えます。Book+の既存のフォルダ構造が見える訳ではありませんで、あくまで一時的なFTP経由のファイルの受け皿が出来ている感じです。転送したいファイルを次々にアップロードしたり、フォルダ階層を作ったり…
転送が完了したら、Book+の画面でサーバ停止をタップすると…
予め指定しておいたフォルダに、FTPアップロードした構成がそのまま展開されます。フォルダ階層まで忠実に再現されるのが結構便利です。
という訳で、Book+の新機能FTP転送機能のご紹介でした。今回の機能追加により、Book+に大量のPDF/ZIP/RARファイルを投入し易くなります。もし手元の自炊PDFがPC/Macの特定フォルダ配下に整理されていれば、丸ごとドラッグ&ドロップするだけで転送完了って訳ですね。
初めてのPDFビュワーに、また他アプリからの移行にも便利にお使い頂けるのではないかと思います。最新バージョンのBook+ v1.3までもうすぐです。ご期待下さい。