先日、摂南大学さんで講義させて貰ったことをお話しましたが、学生さんたちのレポートが届きました。いぁ〜沢山のレポート、有り難い限りですね。たっぷり時間かけて全部目を通させて貰いました。

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印象に残ったこととか感想とかを書いて貰ってるのですが、総じて好印象だったのかなと窺える内容が多く講師冥利に尽きる次第。伝えたかったことは、しっかり伝わっていたようで良かったです。

 

事業成否は運と縁

ある学生さんの感想。

大切なのは「尖る」ことで、その上で事業の成否を分けたのは「運」と「縁」だという意外な精神論的なことだったのでとても印象に残った

最近の講演でよく出す図。今回も幾つかあるテーマの1つに据えてお話しました。

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会社としても、事業としても、製品として、また個人としても「なんでもできます」っていうのが一番僕は危険な戦略だと思ってまして、ウチの場合は、関西 x iPhone から更にB2BなiOSで尖ってきたのでその話。

2008年にiPhoneのフィードテイラーって言い出したけど、2009年には関西の・大阪のってのを強調してました。iPhoneで尖りまくって、セミナーやってブログも書いて、実際アプリも作ってアウトプットしてたら、情報が勝手に集まってきてB2Bに進むべきという気付きを得て更に尖ったと。

先が丸くなった鉛筆をまた削って尖らせるように、会社も事業もフィードバックを元に微調整して尖って発信を繰り返すと、また新たなチャンスが転がり込んでくる。この繰り返しをという言葉で言っちゃうと身も蓋もないんですけどね。でも真理だと思います。

就職して会社勤めを始めてもコレは一緒なので、起業する就職する関係なく、何でもいいので◯◯さんなら□□と言って貰えるようになることを意識すると良いってことを伝えました。

 

B2Bという視点

また別の学生さんの感想。

普段の授業ではきけないような気づけ無いような話が聞けて良かったです。自分がいつも見えているのはB2Cしかなく、それが全てだと思っていたのだと気づけました。

B2Bの世界があることを紹介するのもテーマの1つでした。

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アプリ業界に限った話ではなく、

  • スターバックスのケーキやパンってスターバックスが作っていると思いますか?
    (2002年からアンデルセンが作ってるっぽい)
  • セブンイレブンのレジ前にある肉まん温める機械、セブンイレブンが作っていると思いますか?

とか身近そうな具体例を折り込みながらお話しました。得てして就活時はB2Cメインな企業しか視野に入ってないので(今回対象だった1回生/2回生は特に)、将来の就活のヒントになれば良いのですけどね。

 

担当の先生曰く、今回も良い刺激になったのではないかとのこと。自分の経験が次代を担う世代の行動や思考に変化を与える刺激になっていたら、頑張って準備したかいがあったってもんです。

という訳で年に1回の大学講義、今年も無事に終えました。機会を頂いた摂南大学さん、3年前に紹介して頂いた週刊ひがしおおさかの前田さん、集中して聴いてくれた学生の皆さんに感謝です。ありがとうございました。