映画鑑賞
2011.10.01 (Sat)

余りこの手の映画を観る事は無いのですが奥さんとモテキを見に行ってきました。映画の日だったので2人で2000円。いつもコレぐらいだったら良いのに。

(本作監督の映画完成までの記録らしい)

で、2時間はちょっと気持ち長かったけど普通に笑って楽しめました。

作中の言葉を借りれば「サブカル」が物語の核を成す映画なので、当該分野に全く知見が無い自分には周囲の笑いについていけない事が多々有りましたけども…。シアター内で笑いが溢れる映画も良いですね、これまた随分前に見に行った舞妓Haaaaan!!!以来かも知れずです。

そんなモテキ映画の中で最も僕が興味を持ったのは、Twitterが当たり前のように使われていたこと。極端な話、Twitterを使った事が無いとかTwitterを知らない人が見たら何で?ってクエスチョンマークだらけになりそうなぐらい、Twitter無しには成り立たない作品でした。

それこそTwitterのタイムラインは映像に何度も登場するし、セリフにDMとかって普通に出てくるし。

1人だという女性の呟きに反応した主人公の呟きと、その後の「今は2人なう!」ってな一連の呟きを眺める女性、無言、とか。いぁその演出Twitter知らんと無理やん!みたいな。

興行収益がエラい事になってる理由が元々人気のあった漫画ドラマの続編的位置づけだったという事を差し引いても、演出ツールとして多用するTwitterの当たり前っぷりと観客の反応は時代の変化を感じさせるに十分でした。

そこが一番勉強になったかなぁ。あ、あとこれは鑑賞後に知ったのですがFacebookページも巧く使ってるなぁと。…まぁ映画を見たら必ず何かを学び取らないといけないって訳じゃないんですけどね。

例えサブカル知見が無いとしても(僕ほど疎い人はそうそういないと思いますけど)、普通に笑えるし、Twitterの当たり前ぶりを体感できるという付加価値もある映画でした。星★3つ。


2011.09.11 (Sun)

昨日のエントリに絡ませている訳ではありませんが、久しぶりに映画の感想。土曜日の午後(唯一のオフタイム)に奥さんと自宅で見ましたのでその記録。AppleTVでのレンタルで500円。便利な時代になりましたね。

ナタリー・ポートマン演ずるバレリーナの物語。演じる事に執着する余り幻想に囚われる役を演ずるという迫真の演技に見入ってしまうこと約100分、「怖い」と思わされたシーンは多々有りましたがかなり楽しめる作品だったと思います。

巷のレビューでは賛否ありますが、個人的にはホラーとまではいかないレベル。良し悪しは別として妄想って普通にする事ですよね(普通やらない?)。それが現実での行動に悪い方向で現れてしまうとまずいですが、何はともあれ人生をかけて一つの事に取り組む姿は「美しい」と思いました。

人生かけてると良い所ばかりじゃなくて、見えない所で多数の苦悩や痛みがあるモノです。それを極端なまでにえげつなく表現した作品だったかなと。また、例え自分の身を傷つけるのだとしても自分を越える為に吹っ切れる事も必要というメッセージも織り込まれていた気がします。

深かった。

家族で見る映画では少なくとも無いと思いますが個人的には良かったです。★4つ。