おかげさまで7月7日をもって、フィードテイラーは設立10周年を迎えました。日頃お付き合い頂いている皆様、本当に有難うございます。
創業当時、10年後の自分なんて想像もできませんでしたが、何とかなるものですね。資金調達して上場!みたいな派手な成功劇を残せた訳ではありませんが、会社作り・組織作り・事業作りと一通りの多様な経験をさせて頂いた10年間となりました。
良いことも悪いことも全部ひっくるめて良かったなと。あらゆる経験は自分の骨肉となり、サラリーマン続けてたらできなかった経験をビックリするほどさせて貰ってきました。有り難くも今でも色々とお声掛け頂けるのは、自分ならではの、また自社ならではの価値を提供してこれたからなんじゃないかなと思います。
次はどんな10年になるんだろうと思い巡らした時、やはり自分/自社ならでは…というのは重要なポイントで。ふと7周年の時のエントリを読み返してみたら、こんなことが書いてありました。
あての無いガムシャラなだけの努力はダメらしく、 (1)アレもコレもという何でも屋になる誘惑と闘って敢えて特定分野に尖り続ける事だけに努力すること、 (2)時にはドラスティックに変わる事を恐れず拘りを捨てる勇気、の両方が必要なのだろうなと振り返ってみて思います。
字ヅラ通りに今も一緒かというと少し違いますが、基本的には同じことを思ってまして、これからは10年の経験あってこその自分らしさで尖っていきたいなと思ってます。既に動き始めてはおりますが。
例えば、先日紹介した MICSS のような、iOSの世界をずっと見てきたからこそできるモバイルインテグレーション事業とかですね。あとは、最近講演の機会が多かったりもしますが、こんな失敗しない方が良いですよ〜的な話も10年の気づきを体系的にまとめたものなので、自分ならではのコンテンツになるでしょうか。
他にも、昨年の今頃に宣言してから(お恥ずかしながら)書いては消し書いては消しを繰り返してばかりの執筆の件も、いい加減そろそろ形にせねばと今頑張ってます。自分にしか書けないものはなにかと考えた時、「就労環境を限りなくホワイトにしたら何が起こるか」という社会実験レポートのようなものは自分にしか書けない提案や警鐘になるよな…なんて結論に至って今進めていたりします。
サービスなのか、ブログなのか、講演なのか、執筆なのか、姿・形は異なれど兎にも角にもアウトプットですね。そこから自分や自社がどこに最も尖っていくべきかが導き出されるのだと思います。これまでと同じように。
10年間、弊社とお付き合いを頂いてきた皆々様に改めて御礼申し上げます。今後ともどうぞ宜しくお願い申し上げます。